民法819条(単独親権制度)改正を求め共同親権・共同監護制度の導入・ハーグ条約締結の推進と活動を行っています

寄稿Season 11②

Season 11「親子断絶」考②

今枝朱美さん (ふぁみちぇん代表理事)
聞き手・Masa(気弱なジャーナリスト)

Masa 一般社団法人「Families Change」は、「ふぁみちぇん」の名称で面会交流のサポートをしています。支援の内容を教えてください。
今枝 私たちの理念は「離婚しても、親子の交流をずっと持ち続けられる社会を目指します」です。行動指針として「常に子どもの最善の利益を考え、安心安全な面会交流の実現に努める」「両親の思いを傾聴しながらも、中立公正を保持する」「子どもの年齢発達にあった面会交流を工夫し、全員が楽しい時間を作る」を掲げています。
 システムとしては「拠点型」の支援です。愛知県半田市、名古屋市中村区名駅、愛知県日進市にあるプレイランド施設、さらに名古屋市西区浅間町の本部を拠点とし、スタッフがお子さんの受け渡しを援助し、親子交流を見守ります。
Masa 託児所と提携した新しいサービスを始めましたね。 
今枝 「受け渡し型面会交流」と呼んでいます。名駅の一時お預かり専用託児所「はないと」の協力を得ました。
 同居親と別居親は託児所でお子さんの受け渡しをします。面会交流時間の長さを双方合意の上で設定します。別居親はお子さんと託児所を出て、自由にその時間を過ごし、終了時間までに託児者に戻ります。
 ふぁみちぇんの利用を一定期間継続した方に、〝卒業〟に向けた面会交流のステップアップとして提案させていただきました。これまでに2組が利用し、好評でした。
Masa  「受け渡し型」はふぁみちぇんからの日時指定と時間制限がない、子どもと屋外に自由に出られるという点のほかに、メリットはありますか。
今枝 コスト面です。従来型では付き添いや見守りでスタッフが3人必要で、料金は1回1万5000円でした。
「受け渡し型」はスタッフの人件費が要りません。託児所利用料として開始時受け渡し料金3300円、終了時受け渡し料金3300円、ほかに連絡調整料金3000円で、1回計9600円で済みます。
 民間託児施設は商業施設、美容室、歯科医院などに併設され、いろいろな所にあるので、この支援形態は今後の展開が期待されると思います。

Season11-2
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更新 2023-10-12 (木) 08:43:30
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