民法819条(単独親権制度)改正を求め共同親権・共同監護制度の導入・ハーグ条約締結の推進と活動を行っています

ハーグ条約批准(国会審議)

「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律案」

法律案
議案審議状況
衆議院本会議:平成25年5月9日可決
参議院本会議:平成25年6月12日可決
公布:平成25年6月19日

平成25年6月6日 参議院法務委員会

ハーグ条約国内実施法案 審議・参考人意見陳述」
6月6日に参議院法務委員会でのハーグ条約国内担保法案の審議の中で、当事者、専門家等の参考人意見陳述が行われ、国内外の子どもの連れ去りの実態が明らかにされました。

議事録「6月6日第9号」はこちらを参照ください

  • 早川眞一郎参考人陳述
    ハーグ条約批准により国際事案(子の連れ去りは違法)と国内事案の対応に違いが生じる。
    ・子の連れ去りは子の福祉に害悪だというハーグ条約の理念からすると、国内事案についての子の連れ去りも、子の福祉の観点からも抑止、予防すべきで、相手方の同意を得ない子の連れ去り(自力救済)は違法とすべきで、連れ去りができない仕組みを導入すべきである。
    ・DV事案での子の連れ去り(自力救済)をする必要がないような(海外のような)仕組みづくりが求められる。
  • 真山勇一議員(みんなの党)質疑
    谷垣法務大臣への質問
    ・海外からの「子ども拉致国家」という批判
    ハーグ条約の実施法案~返還拒否自由について、返還が骨抜きになるのではないか
    ⇒谷垣法相:法務省が適切な運用をするのではないか。
  • 磯崎仁彦議員(自民党)質疑
    ハーグ条約と共同親権
    ⇒早川参考人:世界の潮流は共同親権である。

平成25年4月19日 衆議院法務委員会

ハーグ条約国内実施法案 審議・参考人意見陳述」
4月19日に衆議院法務委員会でのハーグ条約国内担保法案の審議の中で、当事者、専門家等の参考人意見陳述が行われ、国内外の子どもの連れ去りの実態が明らかにされました。
衆議院TVで全編を見ることができますので、是非ご覧ください。
衆議院TV ⇒ http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=42688&media_type=fp
議事録・資料はこちらを参照ください

  • 椎名毅議員(みんなの党)質疑
    ・法制審議会の審議内容
    ・子どもの権利条約「親子の不分離」と子どもの最善の利益
    ⇒棚瀬参考人:別居親と子どもが会えない状況を放置していれば条約に違反することとなる。
    ・返還拒否事由(実施法案28条2項)
    ⇒棚瀬参考人:外国の日本を見る目は厳しいことを認識すべき。
    ・虚偽DVを日本の家裁実務の運用から問題視
    ⇒高橋参考人:日本の法教育に期待、虚偽DVは見抜けるのではないか。
    ⇒棚瀬参考人:DVがあったことと親子交流を断絶することは別である。
  • 西根由香毅議員(みんなの党)質疑
    ・民法766条改正とハーグ条約
    ⇒渡邉参考人:裁判所の継続性の原則が親子を引き離し、会えなくしている。今の日本の法制度では、面会交流が保障されない不公平が生じる。
    ・諸外国の面会交流の実態
    ⇒棚瀬参考人:米国ではビジテーション(訪問権)として保障されてきた。最近では、隔週2泊3日、平日の面会が行われている。月1回2時間など考えられない。ほとんどが50:50の面会を原則としている。米国の裁判所が、そのような面会交流が良いと積極的に判断している。
    ・子の意志確認
    ・子の連れ去り問題が、日本で多く起こる原因
    ⇒渡邉参考人:連れ去り別居(最初の連れ去り)が違法性を問われない。連れ戻すと略取誘拐罪となる。
    ⇒棚瀬参考人:子どもは両方の親が必要、違う人格に触れて育っていくことが大切。裁判所は、主たる監護者が連れ出すことは監護の継続性から問題視していない。
  • 菅家一郎議員(自民党)質疑
    ・返還拒否事由の例示
    ⇒高橋参考人:例示は、元の国に戻すと子どもに悪影響を及ぼす典型例をしめした。その他の事情を考慮することが可能としている(バスケット条項)。
    ⇒渡邉参考人:常居所地に証拠調べを迅速に求めることが最善。日本のDV法の下での審理は無実を証明することは困難。DVは刑事罰化すべき。
    ⇒棚瀬参考人:子どもの権利には子どもが保護を受ける権利、意志表明権が含まれる。子どもの権利を尊重することは、子どもを親に会わせるようにすることである。米国の判例では、裁判官は返還の審理を始める前に、毎日(別居している親に会いたくないと言った)子どもを切り離された親に合わせることをした。

平成25年4月19日 衆議院外務委員会

「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の締結について」
4月19日の衆議院外務委員会でハーグ条約締結の審議が行われました。小熊慎司(日本維新の会)議員がハーグ条約の理念から共同親権・共同養育の必要性について質問しています(衆議院TV:開始時間10時21分)。岸田外務大臣は、共同親権・共同養育の必要性について個人的に価値を共有すると答弁しました。

衆議院TV ⇒ http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=42686&media_type=wb

平成25年3月15日 衆議院法務委員会/椎名毅議員質疑

ハーグ条約と今後の家族法制、国内外の子どもの連れ去りについて」

平成25年2月13日 衆議院予算委員会/馳議員質疑 安倍首相、各大臣答弁

平成24年3月16日衆議院法務委員会/馳議員質疑

ハーグ条約加盟へ法制審議会が要綱案まとめる~返還手続き盛り込む

更新 2013-07-07 (日) 15:26:06
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