民法819条(単独親権制度)改正を求め共同親権・共同監護制度の導入・ハーグ条約締結の推進と活動を行っています

寄稿SeasonⅡ④

Yoshiさん(静岡県の福祉職、39歳)
聞き手・Masaくん(気弱なジャーナリスト)

Yoshiさん 私は離婚して親権を失った父親です。一人娘は4歳です。親権者は母親で、娘は母親と同居しています。私と娘は別居していますが、保育園で週2回(月8回)の面会交流を実施しています。
日中に親が保育園に来ると、園児たちが「なぜこの時間に親が来るんだ?」と騒いでしまうため、園の業務の妨げになってしまいますが、帰りの送迎の時間(午後3時40分~午後4時)に他の保護者に紛れて子供と面会する分には全く問題が起きておりません。帰りの送迎の時間は親が来るのが当たり前だからです。
母親側は午後4時半に迎えに来るので父母は顔を合わすことはありません。2020年2月から始まったこのような保育園面会交流は1年以上続いていますが、全くトラブルは起きていません。
Masaくん 三重県の当時者たちを支援するため、市長宛てに手紙を書きましたね。
Yoshiさん 手紙は2021年8月30日付です。件名は以下の通りです。
1、別居親(親権・監護権の有無を問わず)が市の保育園・幼稚園・こども園(公立・私立問わず)で面会交流することを許可して下さい。
同居親が保育園等面会交流に反対した場合でも、別居親に対して法的根拠のある接近禁止命令が出ていない場合は面会を許可して下さい。
市が「同居親が反対しているから面会は許可できない」という場合、その法的根拠を教えて下さい。
2、別居親の両親(祖父母)が孫と市の保育園・幼稚園・こども園(公立・私立問わず)で面会交流することを許可して下さい。
3、市の保育園面会交流に関する回答を公式ホームページに掲載して下さい。

私は地方の無名の大学しか出ていませんが、当事者になった後、必死に勉強して法的な知識も身に付きました。こんな訴えを送ったのは全国300近い自治体に上ります。例えば名古屋市教育委員会は非親権者による公立学校などでの面会交流も「学校長の同意を得た場合、特段の事情が無い限り、法的な問題はない」との認識を示しています。一日も早い法改正を強く望みます。

Season2-4
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更新 2021-12-27 (月) 06:53:12
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